妊娠中の貧血について

妊娠中の血液

妊娠すると、赤ちゃんに栄養を届けるため血液量が増えます。

妊娠性貧血といって、血しょうという水分が増え、血液全体の量が増えて赤血球が薄まります。

血しょうにはタンパク質が含まれていて、赤ちゃんの成長に必要なものなので、ヘモグロビン数値が少し低くても正常です。

 

妊娠中期以降の鉄分

おなかの中の赤ちゃんは、自分の血液を造るために必要な鉄分をお母さんの胎盤を通してもらっています。お母さんは赤ちゃんの発育のために多くの鉄を赤ちゃんへ供給する必要があり、体の血液量や赤血球が増えることで鉄分の需要が増え、妊婦さんは鉄欠乏性貧血になりやすくなります。

特に妊娠中期以降は、必要な鉄分量が増加するので、意識して摂ることをお薦めします。

婦さんの鉄分推奨量は1日約20mg

 

鉄分の多い食材

鉄分を効率よくとるためには、ビタミンCと組み合わせると吸収率がアップします。

鉄剤やサプリメントは手軽ですが、妊娠中は気分がわるくなったり、過剰に摂取してしまうと便秘になりがちな人も。
出来る限り、食べ物で摂ることをおすすめします。

<おススメの食材>
大豆、小松菜、牛肉赤身、しじみ、あさり等